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アースなあの人:パレスチナに自由を!四国八十八ケ寺1200km巡礼 泊潤安さん その7

2018/08/20(月)
「パレスチナの占領に苦しむ人々が救われるように、世界が平和になるように、四国八十八ケ寺、1200kmを巡礼します!」
という思いで巡礼していたアースキャラバンスタッフ、泊潤安(とまり・しゅんや)さんの現地レポートを抜粋して掲載しています。もう満行達成して終わってますけど、ひっこみがつかないので後出ししてます。一気にご覧になりたい方は、FBページからどうぞ。
うどん県、香川県に入ってから、どうしてもうどん屋が気になる。予想以上にこしのある麺や、いりこ出汁つゆは、やはり美味い!雨の少ない香川県では稲作よりも麦栽培がさかんだそうだ。うどん屋巡りをして楽しんでいるが、一番おいしいのは、丁寧な仕事と素敵な笑顔のお店だと思った。味だけではなく、心も満たされるのだ。
香川県でもそれまでも、これまでたくさんの心温まるお接待を受けてきた。
 
弘法大師、空海は香川県の善通寺の地に生まれ、真言宗を創始し、四国霊場を整えたり、各地で伝説を残すほどの偉業を成し遂げた。
幼少の頃より、一切衆生救済を心に決め、それを実践し続けた人生だった。
 
「悟りを求め、涅槃に行くより、悟りを求め、衆生を救わん」
 
見返りを求めない利他行を、周囲のために行ってきたからこそ、没後1200年以上経った今でも、四国には、心温まるお接待の文化が残っているのだと思う。
また浄土宗開祖、法然上人が四国に配流され、讃岐地方でも念仏を布教され、その功績が残る。88ヶ寺ではないが、法然寺にも参拝した。そこの三仏堂の中には、釈迦涅槃像を中心に、阿弥陀如来、弥勒菩薩、天、弟子、動物達の像が並んでいて、本当に圧巻だった。
お釈迦様が入滅された時の様子が生々しくも表現され荘厳だった。
 
◎来迎院法然寺
 
人が死んで残るのは何か?
 
お釈迦様、弘法大師、法然上人。尊い生き方は、後世にもずっと残っている。
 
せっかくのいただいた大切な命だ。どのように生きるのか選択できるのは自分だけ。
 
道中おじさんに言われた言葉で、「お遍路は終わってどのように生きるのか、それを見つけるためにある。」と言われたことがある。
 
旅も終わりに近づいた。まもなく見つけられるだろうか…

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