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ピースサイクルで生まれた決意「子どもたちの笑顔のために」本岡晃浩さん

2017/07/29(土)
ピースサイクルにアースキャラバン広島、尾道でBe Free上映会、東広島でアミナダブLive。
 
一息つくまもなく、京都に帰ってきたと思ったら次は中東へ行く準備。
 
準備をしながら、京都の蒸し暑い夜にふっと思う。
 
長崎から広島までの約420kmを原爆の残り火を持って走ったあの1週間。
 
あれは夢だったのだろうかと。。。
 
しかしあれは間違いなく起こったことであり、それは今も自分の中で残り続けており、
 
それはこれからの明るい未来を作って行く大きな出来事であったと実感している。
 
とても貴重な1週間であったと改めて思う。
 
自転車で長崎ー広島を走ると決めた時、「面白そうだからやろう、経験はないけど大丈夫でしょう」とかなり楽観的に考えていた。
 
後からパンク対策や自転車の組み立てやら、長距離運転でお尻が痛くてつらいので対策など、準備に慌てるハメになったがなんとか終えて長崎を出発することができた。
 
道中さまざまなことがあった。
 
長崎のサイクルショップに立ち寄った際、ピースサイクルのことを知っている定員さんに出会ったり、カフェでアースキャラバンに関心を持ってくれて出発式会場まで来てくれた方もいた。
 
長崎、蓮聖院の一ノ瀬さん宅で手作り打楽器セッションをしたり、
 
諫早の越智さん宅ではパソコンから流れる音楽と外から聞こえてくる田んぼのカエルの大合唱のハーモニーに浸り、
 
佐賀のいずみさん宅では暖かいもてなしと食事に癒された。
 
博多のよっくん宅では私が風呂に入ろうとすると1歳半のアミちゃんが「私も入ると」
 
言い出し、お母さんに止められ泣き出してしまったりした。私は罪深い、、、
 
北九州では東八幡キリスト教会石橋の牧師とご家族、永明寺の松崎さんの他者を気遣う心に感銘を受け、
 
門司で泊めさせて頂いたカジタさんと地元の方々とは北九州のマニアックでディープな世界で盛り上がった。
 
翌日雨の中、泣いて土下座してでも断りたくなるような坂をよじ登って
ミャンマーの僧侶の方と交流。さまざまなことを考えさせられた。
 
先々で取材の方が熱心に、良い記事にしようと真剣に質問してくださり、見栄えが良いように上手に写真を撮ってくださった。
 
広島の鈴が峰小学校では全校生徒の前で平和学習の一環としてスピーチをすることであった。これからの明るい、自由な未来に希望を持ってもらいたい一心でスピーチした。
 
広島の原爆ドームでのゴールでは両親が出迎えてくれるというサプライズがあった。
 
これには大変驚いた。2人の笑顔に救われた思いがした。
 
その時の私の笑顔は今までの人生の中でいつの間にか忘れていた、屈託のない笑顔であった。写真を撮ってくださった方のおかげでそれに気づくことができた。
 
このピーサイクルがもたらしてくれた素晴らしい贈り物だった。
 
色々なことがあったピースサイクルであったがこれらを踏まえて今後どう生きていけば良いのか色々悩んだ。けどその答えは意外なところにあった。
 
鈴が峰小学校でのスピーチを聞いてファンになった!?という1年生の子がアースキャラバン広島会場でお母さんと一緒に来て声を掛けてくれた。あまりにも素敵な笑顔だったので感動してしまった。
 
こんな笑顔で生きていくことができる子どもがもっと増えていってほしい。
 
その笑顔はその子の次の世代にも繋がっている。
 
その笑顔に時代も国境も宗教もない。
 
そのためにこれからの人生を歩んでいこう。
 
そう決意して7月29日に中東に向かうことにした。

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