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世界平和なう：引き寄せちゃう法則
2018/06/26（火)
変な人によく出くわすというか、そういう人を自然に引き寄せてしまうHくんの話。以前、とんでもない病院に連れて行かれた話を紹介済み↓
◎“持ってる”アイツ
そのH君は医者を引き寄せる力には定評がある。
もちろん名医ではない。ひどい方だ。
もちろん名医ではない。ひどい方だ。
ある時、風邪を引いて医者に行った。
診察室に入って医者の前に座る。
「今日はどうしました？」
「風邪だと思うんですけど…」
と言いかけた彼に、医者は激高した。
「風邪かどうかはな、俺が決めるんだよ！」
「…すいません」
「喉見せて。アーンして」
喉にヘラみたいなのを突っ込み、舌を押さえて奥を見る医者。
「そこそこ腫れてるな。熱も測ろうか」
ピピピピ ピピピピ ピピピピ
体温計を見て医者は言った。
「風邪だ」
またある時、うなじにかなり大きいおできが出来て医者に行った。
待ち合い室に患者がほとんどいなくて閑散としている時点で嫌な予感がした。何しろひどい医者には慣れっこなのだ。
診察を受けてからさらに別室に通されると、さっきとは別の医者が待っていた。
その医者のヒゲに大きい鼻くそがついてるのが目にとまった。
視線がそこに釘付けになった。
医者はカルテをみて、
「菊池病…か。うん、手術しましょう。」
「え…はい。今…できるんですか？」
「できますよ。」
菊池病とやらについてろくに説明もないまま、局部麻酔されて手術が始まった。
医者が小声でつぶやいた。
「…これ菊池病じゃないな」
「え？！」
「ほらっ！動くから神経傷つけちゃったじゃないか…」
「…先生？」
後日「経過を見せに来なさい」と言われて出向くと、前回と全く同じところに鼻クソがついていた。
今でもその時の後遺症で首が痺れるという。
